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BASSDRUMがやっている「一見地味だけどすごい」仕事たち

あまりそのあたりが表現できていないのですが、BASSDRUMがやらせて頂いている仕事はかなり多岐に渡ります。UXを含めたアプリやサービスの開発やスタートアップ支援、事業会社や広告代理店、制作会社などへのコンサルティング、美術館やホテルへの常設展示物の開発。表に出て皆様の目につきやすいのはイベントなどのデジタルインスタレーションあたりかな、と思います。しかし実はそういったものから、表に出すことができないR&Dプロジェクトに至るまで、本格稼働から1年、既に様々なものを手掛けていると言ってよいかと思います。

そんな中でも、実はあまり表に出ていない、一見地味なのに実はすごいことをやっているプロジェクト、というのもあります。そういったものは何しろ一見地味なので、ビジュアルに残らなかったり、わかりやすく説明できなかったりするのです。

今回は、そんな「一見地味だけどすごい」プロジェクトの中から2つ、「こんなのもやってるよ!」というのをフィーチャーして記事にしてみたいと思います。

巨大建造物のレーザー緊急停止ボタン

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最近、東京にある誰もが知っている巨大建造物にレーザーマッピングシステムが設置されました。

で、BASSDRUMでこのレーザーマッピングシステムを開発しました、というわけではないのです。しかしBASSDRUMはこのシステムの裏側で重要な仕事をしています。それは何かというと、このレーザーマッピングシステムの緊急停止ボタン、です。

以上です。やっていることが単刀直入ですし、仕様のお話などはなかなかできないので、壮大な開発秘話などもないのですが、BASSDRUMではこのレーザーシステムを巨大建造物の外から緊急停止できるボタンのテクニカルディレクションと開発を行いました。裏方も裏方、超裏方の仕事ではありますが、こんな大きいシステムの一部に係ることができてとても光栄です。

しかしこういった仕事は、実はそう簡単に誰でもできる仕事ではありません。

ネットワークを介して命令を送信するので、バックエンドシステムの知識と経験は必要です。通信の知識も必要ですし、最終的につくるものは「ボタン」なので、ハードウェアの知識も、ファブリケーションの経験も必要

IoTみたいなものの勃興もあり、様々なところにデジタルデバイスやシステムが浸透する今の時代では、1つのプロジェクトに入ってくる技術領域も多岐に渡ります。システムだけできる、とか、ハードウェアだけできる、みたいなチームはいますが、複数の領域に渡るテクノロジーのプロフェッショナルが集まって、こういう複合的なプロジェクトを連携しながら進めることができる、というのは、テクニカルディレクターの集合体であるBASSDRUMの1つの大きな強みです。

BASSDRUMは、いろいろなテクノロジーが組み合わさったプロジェクトの「司令塔」として動くことができるのです。


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某大手メーカーの既存データベースからの Salesforce Commerce Cloud への連携を簡単にする

こんなこともやっているんです。

大規模ECのシステムプラットフォームである、「Salesforce Commerce Cloud」(以下SFCC)。クライアントである某大手メーカーがこれを導入したのですが、このSFCCの入出力仕様がそれなりに特殊かつ複雑で、10数年来稼働していたOracleベースのクライアントの商品管理システムから商品の投入や反映が難しく、都度都度手作業でSFCCに入力できるデータに変換する、みたいな作業を別会社が担当する、というような、難しい状況になっていました。(それも、入力しかできず、出力したものを、一括で変更して再度投入などができない状態でした)

BASSDRUMはこの状況でテクニカルディレクターとしてプロジェクトに参加。まず、状況のヒアリングと技術視点からの問題点整理クライアント担当者側のニーズを理解した上で、SFCCの仕様も理解(なかなか良いドキュメントがなくて苦労しました)、旧来のクライアント側データベースとの差分を整理して把握する、というところからプロジェクトを前に進めました。

そのプロセスを経て、クライアントのニーズに合わせて最適化されたUIとローカルで編集しやすいExcelデータとSFCC向けの入力フォーマットとを相互に変換できるソフトウェアを開発。EC運用の効率化と高速化を実現しました。

こういったお仕事は従来、専門のSIerであるとかが活躍してきた領域かとは思いますが、BASSDRUMは、テクニカルディレクター、つまり「話をわかってくれる技術屋さん」の集まりです。肝となるのは、担当者側のニーズをシステムの仕様に変換して「翻訳」できるということです。これは実はなかなかできないことで、こういう状況に対して適切な球を打ち返すためには、UIなどのフロントエンドからバックエンドまでを横断的に実装して、形にしてきた経験が必要なのです。

世の中にあふれる、「つかいにくい、システム本位のUI」みたいなものは、このあたりを横断的に考えられる技術チームが足りていないがゆえに起こってしまうのです。「システムはちゃんとしているのに使いにくい」という不幸は、テクニカルコンセプトをリードするテクニカルディレクターの不在が往々にして招いてしまいます。

という世の中の状況を知っているBASSDRUMとしては、こういった形で地味ながらもやりがいのある領域で良いお仕事をさせて頂いて、感謝までして頂けたというのはとても嬉しいことで、まさに「ベースとドラム、プロジェクトのリズムセクション」として報われたお仕事だったと言えます。 


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BASSDRUMは裏方の集まりです。いろんな領域のテクニカルディレクターが集まっているがゆえに、私たちの強みは「なんでもできる、技術のデパート」ということです。出目が派手なものから、社会を裏側から動かすディープなシステム領域に至るまで、あるいはブロックチェーンや機械学習といった先端領域に至るまで、様々なプロジェクト、様々な領域でテクニカルディレクションを担当しています。

「こんな問題・課題があるんだけど誰に頼めば良いのかわからない」というときは、是非BASSDRUMにご相談ください。大概のことなら、お役に立てるかと思います。 

お問い合わせ : hello@bassdrum.org