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これを機に、会議をオンライン化します

コロナウィルスの影響が広がり、「テレワーク」なんていう言葉がニュースを賑わせています。BASSDRUMはもともと裁量労働制で出社義務もない会社・コミュニティなのですが、BASSDRUMとしても改めて事態の収束まで原則自宅作業、みたいな判断をして発表しました。

ウィルスの蔓延はもちろん恐ろしいことで、ポジティブな要素はありませんが、実はこれが契機になって、「オンラインでできることはオンラインでやろう」という合理化は進んでいくのかなと思います。

1つの大きい変化としては、テレワークだけではなく、ミーティングのオンライン化なのではないかと思います。日本という国は本当に顔を併せてミーティングすることが多い国で、もはや特殊と言えるほど実際に顔を合わせて話し合うことに価値を見出しがちです。

これを書いているのは、ニューヨークで遠隔で社長業を担当している清水ですが、当然ながら遠隔なので、東京のスタッフとの毎日のやり取りはオンラインですし、顧客対応もオンラインとなっています。お客様へのプレゼンテーションなどに至るまで、オンライン会議で対応をさせて頂くことが多いです。

ニューヨークで担当させて頂いている案件でも、仮に取引先のオフィスが近所にあったとしても、実際に顔合わせするのは最初のキックオフミーティングくらいで、後は基本的に電話会議ですべてを進める、というのが結構スタンダードになっている感もあります。

これらは何と言っても、移動時間を削減してなるべく効率良く働きたい、という考え方に基づいています。もちろんチームとして相手がどういう人かを実際に会って知るのは重要なことです。しかし、その先の細かいミーティングにおいては、必ずしも対面で進めることが必要ではない場合も多くあると思います。

実際問題、1日3件でも相手先のオフィスに出向くミーティングがあった場合、前後の移動時間に短くても30分かかったとして、30×2×3で180分、約3時間も移動に使ってしまうことになってしまいます。
仮に1つ1つのミーティングが2時間に渡るものだった場合、ミーティングに合計9時間も費やすことになります。
これらのミーティングをオンラインミーティングにさせて頂くことで、移動時間を最大限節約し、ミーティングの間にデスクで行う作業に効率的に充当していくことが可能です。

昨今は、インフラの整備や技術の向上もあり、私たちがいつも利用しているzoomをはじめとして、オンライン会議のクオリティ向上やストレスの低減もドラスティックに進んでいます。数年前ではなかなか難しかったこのようなオンラインを原則とするスタイルも、今後はよりスムーズに行うことができるようになると考えています。

というわけで、ミーティングをオンライン中心にしていくというのはBASSDRUMとしてはそもそも推進していきたい流れです。そして図らずも、今この瞬間、日本ではミーティングのオンライン化を進めざるを得なくなっている状況があります。

これを機に、BASSDRUMでは今後、よりフレキシブルで効率の良い顧客対応を行っていくため、原則としてミーティングへの参加をオンラインからとさせて頂きます。もちろんこれは、コロナウィルスの収束とは関係なく、今後原則的にオンラインでのミーティング参加とさせて頂きます、ということです。もともと考えていたことなので、この機会にそうしてしまうことにします。

私たちBASSDRUMの役割は多岐に渡ります。会議に参加して技術的なソリューションを提案したり、フィージビリティに関するフィードバックを行ったりといった、コミュニケーションの中での役割も私たちにとって重要な仕事ですが、同時に、デスクで集中してプロトタイプ開発を行ったりリサーチを行うこともとても重要な仕事であり、その両輪を効果的に、効率的に遂行することで、お仕事をさせて頂くプロジェクトへの寄与を最大化できると考えています。

海外をベースに仕事をしている私、清水も、日本に出張した際にはかなり面着でのミーティングが多くなってしまい、作業を進めることをやや諦めてしまっている部分があります。私は、立場的に数少ない日本滞在中にパートナーの皆様と直接お話させて頂くことは最重要なお仕事ですので、もちろんそれは当然のことですが、東京で働くスタッフは日常的にそういった形で動いていると慢性的に効率が悪化し、作業時間を失うか、無理のある超過労働を余儀なくされ、結果的にお仕事をさせて頂いている皆様にご迷惑をお掛けしてしまう結果を招くことを予期しております。

もちろん、必要とされる局面、重要なプレゼンテーション等には積極的にお伺いして参加させて頂く所存ですが、BASSDRUMは上記のような立場から、今後、原則として可能な限り、ミーティングへの参加をオンラインから行わせて頂きます。

同時に、取引先の皆様におかれましても、BASSDRUMとのミーティングには積極的にオンラインから参加する形にして頂き、必要性のない場合はご来社頂かない形でお付き合いを頂き、作業時間をセーブして頂くことができれば幸甚です。

このような形をご理解頂くことで、BASSDRUM 全体としてより良いサービスをご提供できると確信しております。そしてもちろん、この社会的な危機をお客様をはじめとした皆様と一緒に乗り切っていければと考えております。

今後とも何卒、テクニカルディレクター・コレクティブ、BASSDRUMをよろしくお願い致します。

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