【Plask】モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた:第八回 前編
BASSDRUMアソシエイトテクニカルディレクターの張です。
BASSDRUMによるモーションキャプチャレビューの最終回、第八回には、AIのブームに乗って、話題となったビデオ分析系モーションキャプチャーソフトウェア、Plaskをレビューします!
Plaskは2020年からサービス提供が開始され、アニメーション、ゲーム、映画、広告、教育など、さまざまな業界で注目されています。
Plaskを、以下の項目をベースにテクニカルディレクターの視点でレビューしていきます!
それではどうぞ!
※本記事の情報は全て2023年10月現在のものです。
(Move.aiの検証動画と同じ動画素材を利用しました。)
(検証日:2023年10月6日)
製品概要
Plaskは、AIを活用したブラウザベースのモーションキャプチャーソフトウェアです。
第二回で紹介したMove.aiと同様に、アップロードしたビデオから動作を抽出し、AIが解析してモーションデータを生成することができます。
PlaskはMove.aiと比べて手軽さが際立っており、ビデオをアップロードするだけで、モーションデータを生成できます。
さらに、アップロードした写真からポーズを抽出して、画像を生成する機能も実装されています。
公式サイト
https://plask.ai
価格
$140/月
使い方
総合評価
精度 : ★★☆☆☆
遅延 : —————
手軽さ : ★★★★★
他ソフトとの連携 : —————
価格 : ★★★☆☆
長所
スーツやマーカーがいらず、いつでもどこでも収録できる
モーションキャプチャーソリューションとしては比較的安価
セットアップは簡単で、ウェブカメラだけでも収録できる
コミュニティが活発で多くのユーザーが情報交換を行なっている
公式だけでなくユーザーも充実したチュートリアルを公開している
短所
リアルタイムでの利用が不可
Webサイトベースのソフトウェアなので操作はやや不便
データを処理する時間がかかる
他のモーションキャプチャーと比べて精度が低い
どのような人に向いているか
精度は他のモーションキャプチャーと比べて低いですが、スーツが不要だったり、高精度のカメラを用意したり、カメラを複数台巡撫する必要がなく、モーションの調整機能も備えているため、「とりあえず低コストでアニメーションを作ってみたい」という個人の方や団体にはおすすめのサービスと言えるでしょう。
次回後編ではより詳細に見ていきます!
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