note.bassdrumをはじめます
このウェブサイト「note.bassdrum」(noteベースのマガジンとして運用していきます)は、世界初のテクニカルディレクターコレクティブである「BASSDRUM」のいわゆる「自社メディア」です。
「自社」といいつつ、BASSDRUMは会社ではありつつも「コミュニティ」です。
参加しているメンバーは全員がテクニカルディレクター。社員としてがっつりコアメンバーとして仕事をする人もいれば、社外からコミュニティに参加しているメンバーもいます。このメディアには、社内外、コミュニティ内外の、志を共にする様々な方々が記事を投稿し、いろいろな側面からテクニカルディレクションに関わる情報発信を行っていくことになります。
どんな情報発信をしていくのか、という前に、まず、私たちの職業である「テクニカルディレクション」がどのような職業なのかをなるべく簡潔にご説明します。BASSDRUMは、この「テクニカルディレクション」を行う職業である「テクニカルディレクター」の集まりです。
テクニカルディレクターは、サービスや展示物、エンターテインメントなど、様々なデジタル・クリエイティブ領域で下記のような役割を果たします。
コンセプトと技術の翻訳家
「クリエイティブ」な方々と、エンジニア・プログラマーといった技術屋とでは、仕事をするモチベーションも考え方も全く違います。
やりたいことがあって、それにエンジニアリングやプログラミングが必要だとして、いざやるとなったときにお願いしている人たちがコンセプトを理解してくれなかったり、話が通じないことはよくあります。テクニカルディレクターは、エンジニア・プログラマーとして手を動かすことができるコミュニケーターです。双方のモチベーションと勘所を理解し、円滑にプロジェクトを進めるために必要な翻訳家です。
抽象的なアイデアを実現可能にするプロフェッショナル
アイデアというものは「こういうのできたら面白いよね・すごいよね」みたいなところから始まるものではありますが、その次に必ず来るのが、「それってどうやるの?」「できますか?」ということになります。そういった最初の思いつき状態のふんわりした「アイデア」を、具体的な実現策と共に「実行可能なアイデア」にして、実際に実行していくのがテクニカルディレクターです。
プロジェクトに必ず必要な技術監督
実行可能なアイデアをつくれるということは、そのアイデアが実行されるまで監督をできるということです。つまり、テクニカルディレクターは、アイデアを整理して、最終的に実行するまでの技術・現場監督を担当します。むしろ、設計している人間がその監督をやることになるので、最も効率的でクオリティを損なわずやりたいことを実現できます。
といったことを行うのが私たちテクニカルディレクターです。
このへん含めて、BASSDRUMが何をやっている、どう考えて仕事をしているかは、既にいろんなメディアに取り上げて頂いているのでそちらも是非ご一読ください。
で、そんな「テクニカルディレクター」の集まりであるBASSDRUMですが、このnoteでは、この職能を軸として、様々な企画やリサーチの局面などでお役に立てるよう、下記のような情報発信をしていく予定です。
リサーチ&デベロップメント
動画を中心として、BASSDRUM内で行っている要素技術の検証など、どんどんアップしていきます。
新しく入荷した機材の「やってみた」的なものも含め、いろんな会議での参考・リファレンスになるような情報を公開していきたいと考えています。
自社開催したイベントのレポート
BASSDRUMでは、昨年9月の本格稼働以来既にコミュニティ内部向けに技術共有の会などを開催しています。今年は公開イベントも行っていく予定です。そのあたりのレポートなどもこの場所で行っていきます(さっそく2月頭にイベントを企画しているので、追って告知します)。
参加・体験したいろいろのレポート
BASSDRUMのメンバーが参加・体験したイベント・エンターテインメント・サービス等、テクニカルディレクションの視点で感じたこと、記録しておきたいことなどをここにアップしていきます。早速、1/8からはコアメンバー一同でラスベガスのCESに行ってきますので、きっと何かレポートされます。
その他記事
コミュニティ内外のメンバーによるプロジェクトの紹介記事や技術・ものづくりに関する投稿など、それなりのペースで行っていきます。
いろんなネタを持っている人がいるので、なるべく活発にいろんな情報が公開されるはずです。
上述の通り、さっそく1/10くらいから、ラスベガスのCESからの情報が、速報レベルで写真を貼ったようなものになるかもしれませんが、書かれていったりするはずです。
今年はこの場所を中心に、継続して役に立つ情報を発信していく所存です。何卒よろしくお願い致します。