フィジビリティチェック
たった今、イベントが終わったところ。新鮮なうちに感じたことを書いておくべきだと思ったので、書いてみます。
テクニカルディレクターとは
そもそもBASSDRUMってなんだよとか、テクニカルディレクターってなんだよって話が出そうですが、そこは、BASSDRUMについて調べるとなにかがわかるので、ここでは割愛します。
イベントを終えて感じたこと
フィジビリティチェックにも個性がでるなって思いました。実現可能性という点では、実際は様々な観点での実現可能性をチェックする必要があります。
ダイレクトに実現可能性ってことだけで考えると、「技術的に可能か不可能か」という事になっちゃうと思います。でもそれって、結構何億円かかけて、何年もかけて開発するとわりかしいろんなことが実現できてしまうわけです。でも、そういうことを聞いてるわけではないってのがすぐにわかりますね。
本来は具体的な案件とかだったりするので、開発期間とか、予算、開催期間とかいろいろな条件があるわけですから、その中に収まるのかってのがポイントですね。
でも更にいうとそれだけでもない。今日のイベントの内容でもありましたが、法律に引っかかるんじゃないかとか、ライセンスの問題とか、ビジネス的な実現可能性とか。
テクニカルディレクターは、上級エンジニア的なものかとおもいきや、実は様々な観点でのフィジビリチェックもやってるんだなーってのが面白かったですね。
複数人で同時にフィジビリティチェックをやる
なにげに、こんなに多人数でフィジビリティチェックをするというのは経験がそれほどないかもって思いました。あー雰囲気としてにてるのは、KAPPESとかMONGOOSEとかのチームで作品作ってる時に似てるか。企画会議も実現するための話も同じメンバーでずっとやると、企画時点で実現可能性の話もしてたりして、それと似てる。
とにかく仕事でもこうやって複数人の知恵をあつめられるととっても精度があがるなって思いました。
というか、Youtubeのコメント欄がとても盛り上がっていた。見ている人たちもテクニカルディレクターサイドに立っている人が多くて、あれやこれやと様々な視点で考えている。企画を変えたらどうかとか、そういう意見も出てたり。
フィジビリティチェックでやってること
自分の場合という注釈をつけて、フィジビリティチェックの時にいつもやってることを書いてみます。
まず、すなおにアイデアが実現可能かどうか検討します。完成したときの姿を想像するとある程度リアリティをもって実現できるかどうかイメージがわきます。
その時にとても大事だと思うのが、その企画が面白いかどうか、ワークするかどうかという視点でも見ておくことです。
企画の意図を読み取る
企画者の意図を読み取ることで、その企画者の意図が実現可能かという見方に変換できます。もしかしたら、企画者の言ってることをそのまま実現しても、企画者の意図通りにはならないということがあったりします。いや、これはまじで。
だから、その企画の意図が実現できるかどうかを最終的な姿を想像することでチェックします。企画の意図を実現できている姿を想像すると、企画どおりに作っても足りないものがあったり、違って感じるとかもあったりするので、そこを調整する。「なにいってんだ、技術的に実現可能かどうかだけ判断してくれよ」ってケースもあると思いますが、いやいや、本当に実現したいのは意図のほうだよねってことを丁寧に話していけばいいんだと思ってます。
まとめ
これは面白かったので、またやればいいと思うし、また参加したい。